自律神経を整える (2)
心身が「興奮」しているときは、どちらの神経が優位になると思いますか?
また、「リラックス」しているときは、どちらが優位になるか?について説明しますね。
結論ですが、前者が交感神経が優位に働き、後者が副交感神経が優位に働いている状態です。
わかりやすく例えると、車のアクセルの役目が交感神経でブレーキの役目が副交感神経となります。
このバランスが崩れるとカラダに不調が現れます。
近年は、企業戦士、業界関係者、主婦層の一部など前者の交感神経優位から交感神経過緊張になりやすい状況が圧倒的に多い傾向です。
その理由のひとつに
テクノストレス(IT企業、PC、スマホなど端末機器利用者)による神経過敏状態が続き、1日24時間の8割が戦闘モードの状態で就寝時間を迎え、目覚ましがなくても目が覚め、朝の出勤時間となり、通勤時間でもスマホでアプリやゲームをスマホ首(頸椎を屈曲)姿勢で、瞬き少なく、呼吸も浅いなど交感神経がON状態の緊張状態で職場に到着。そして再び、PCなど端末機器にて、昼食の休憩時間まで戦闘モード
そして朝、朝食抜きで昼食はドカ食い、しかも早食いで血糖値が高くなり、眠くなり、さらには将来的に血管老化を助長、
習慣化により、カラダが糖化・炎症・酸化となり、アラフォーからアラフィフ世代でエイジングが加速といった悪循環に陥ります。
例: 交感神経優位・・・頭痛・高血圧・糖尿病になりやすい 副交感神経優位・・・うつ症状が現れる
交感神経過緊張・・・睡眠障害・中途覚醒・音過敏・光過敏・感情過敏・多動・多汗・早口・おしゃべり・声が大きくなる・一喜一憂・依存症・VDT症候群・パニック症状・過呼吸・副腎疲労(免疫反応過剰による
関節痛・関節炎・筋痛・歯肉炎・アレルギー症状・リウマチ膠原病類似疾患)など
また、両方とも高くバランスが保たれていると病気にかかりにくく心身の働きが活発となり最高のパフォーマンスが得られます。
では、どうすれば自律神経が安定すると思いますか?
それは「腹式呼吸」や「速く歩くのでなく、視線をやや高め、姿勢を正し、股関節を上げながらテンポよくウォ-キング」
あとは、良いイメージでの「瞑想」を心掛ける習慣です。
その結果、自律神経が安定し「ゆとり」と「余裕」が生まれ「平常心」で仕事も上手くこなせるようになり、さらには職場の人間関係も「アメ」と「ムチ」を上手に使いこなせて、上司・部下、ビジネスパートナーなどイニシアティブを握ることも可能です。
ちなみに米国人の瞑想人口は数百万人と言われています。
ハリウッドスターやTVアナウンサーなども積極的に行っているほか、米国ニューヨーク市マンハッタン区南端の一区画で、世界の金融・証券市場の中心地、大銀行・証券取引所・証券会社などが集中している米国の金融・証券市場の通称となっているウォールストリートで活躍されているビジネスマンも「瞑想」を、日常的に取り入れているとのことです。
また多国籍民族の米国人は、オフィス内のエレベータなどは自然に閉まるまでボタンを押さない習慣とか、以前TVで放送されていました。
私も含めて、オフィス内などエレベータの開閉ボタンをすぐ押してしまいます。また駅構内のエスカレーター下りなど、大抵右側を歩いております。
さて、話しは戻りますが…
ポイントはゆっくりとした深い呼吸が副交感神経を刺激し全身の血流をよくします。
それは筋肉をコントロールしているのも血流ですから「呼吸の力」で一瞬にして全身の状態を変えることができます。
焦りや不安に襲われているときは、人は呼吸が浅くなりますので、立ち止まって深呼吸することが確実に自律神経をコントロールできる方法です。
立ち止まって腹式呼吸する習慣を身につければパニック障害や不安神経症の発症リスクも低下いたします。
逆に何かに追われて逃げていると、自律神経は不安定になり身体機能も低下することが専門家による研究でわかってきました。
トライする前から諦めるのではなく…
今を生きる。今の瞬間にトライ出来ることから一歩踏み出す勇気、これこそ最高のパフォーマンスを得る方法です。
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