薬が効かない花粉症とは?
3月に入り東京方面でも花粉の飛散量が増加しております。
さて、花粉症歴5~30年の方のなかに、花粉飛散量に関係なく毎年、季節性または通年性で鼻アレルギーを含む花粉症の症状が増悪されているタイプの方や、内科や耳鼻科等で事前に薬物コントロールしているにも関わらず症状が変わらない方、花粉症の症状が現れてから服用しても従来ほど薬の効果が弱い方などが結構いらっしいます。
その正体はなんでしょうか?
答えは、さまざまなストレスが長期的または数ヶ月レベルで起きている場合、自律神経系で交感神経過緊張状態から副交感神経優位
(免疫過剰反応=生体内の正常な細胞や花粉などの異物を敵と見なし攻撃する)にチェンジしたということが強く関係しています。
いわゆる脳のスイッチが24時間ON状態(戦闘モード)ということです。
こういうタイプは花粉の飛散量やアレルギー反応だけで鼻汁、鼻閉になっているだけでなく、長期的ストレスから自律神経の乱れ(交感神経が緊張)によりアドレナリン(闘うホルモン)やノルアドレナリン(闘う神経)の過剰分泌、さらに鼻粘膜の微小循環障害状態が基本線になっているのではと推測されます。
ですから、花粉症に限らず、アトピー性皮膚炎や喘息発作、リウマチ様の多発性筋痛や多発性関節炎などが起こりやすい状況が数ヶ月~数年間単位で生体内で起きていると考えられます。
この場合は薬は対症療法にすぎず効果は半減いたします。また、鼻粘膜の炎症部分にMLLTによるレーザー治療も正真正銘のスギ花粉症や健常者という方に比べ、MLLTの費用対効果は短い期間の効果と考察いたします。
では、薬が効かないタイプの花粉症(更年期など自律神経失調タイプによる花粉症増悪する方)は、LLLTによるレーザー星状神経節ブロックをお勧めいたします。(レーザー感受性テスト=照射前後の皮膚温測定と花粉症スコア21点法を参考に判断します。)
この自律神経系タイプや更年期症状タイプの花粉症は現代医学は苦手な分野ですので、レーザー星状神経節ブロック療法など代替補完医療を併用することを是非お勧めいたします。
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