更年期障害は婦人科での治療と レーザー星状神経節近傍照射で奏効する!
- 2021年08月27日
- 岩崎アンチエイジングメソッド
- ストレス,体調不良,更年期障害
一般的に更年期とは、閉経(生理が終了すること)という女性特有の生理現象を挟んだ前後5年ずつの間、計10年間のことを指します。日本人女性の平均閉経年齢は50歳くらいといわれているため、およそ45歳~55歳の間が標準的な更年期に該当すると考えられます。
更年期障害とは、ライフステージの変化に伴い心身にさまざまな不調が現れて日常生活に支障をきたしている状態です。
多くは閉経前後に発症するため、卵巣機能低下による女性ホルモンの不足・停止に伴う体の変化によって起こると捉えられがちですが、発症要因はホルモンバランスに限られません。実際には、仕事、家庭、社会情勢、周囲との関係など、社会的・環境的要因が複合的に影響して更年期障害が起こるといわれています。
更年期障害による症状は300程度あるといわれており、非常に多彩です。ですから、“この症状がみられれば更年期障害”と断言できるものはありません。ただし、一般的には下記の3種類の症状が比較的多く認められます。
血管運動神経症状(ホットフラッシュ):のぼせや発汗など
身体症状:動悸やめまい、肩こりなど
精神症状:倦怠感(体がだるい)、不安、抑うつ、イライラ、不眠など
なお、更年期障害に似た症状を示す病気で注意が必要なのは、甲状腺疾患とうつ病などの精神疾患です。
甲状腺疾患
甲状腺機能亢進症や甲状腺機能低下症はいずれも更年期の女性に認めやすい病気で、動悸や易疲労感(疲れやすい)などの更年期障害に似た症状が現れます。このため、甲状腺の触診や脈拍測定、甲状腺ホルモンの血液検査などを行うことがあります。
精神疾患
精神症状が強い場合は、うつ病、双極性障害などの精神疾患が隠れていることもあります。明らかな精神疾患の兆候がみられ日常生活に支障をきたしているときは、心療内科や精神科での治療が必要になることもあるため、問診で希死念慮や自殺企図などの意思がないかを伺います。
更年期障害に対して行われる治療には、ホルモン補充療法(HRT)や漢方薬による治療があります。
(引用元 JA静岡厚生連静岡厚生病院 産婦人科 診療部長 中山 毅 先生のメディカルノート)
さて、自律神経研究に着手して25年の実績で、自律神経とホルモンの相関性を重視する岩﨑アンチエイジングメソッドの臨床現場、分析、研究では、更年期障害の大半は何かしらの長期的ストレスが閉経前後にかけて誘因、自律神経でアクセルの役目である交感神経が常に緊張していることが数万件に及ぶアラフォー、アラフィフ世代のケースレポートから判明しています。
なお、増悪因子としては過去の不快な情動体験(不安・恐怖・心配・後悔)などが潜在意識下で連動した場合に、様々な心身症、身体の不調となり、多彩な不定愁訴が更年期に続発していることも示唆されています。
自律神経とは意思に関係なく、呼吸・循環・代謝・生殖など内臓機能を自動的に神経支配、作動させ、自律神経の中枢である視床下部(間脳)による免疫監視機能により恒常性維持機能が保たれているオートマチックな神経です。
また、交感神経(アクセル)と副交感神経(ブレーキ)の役割がありシーソーのようにバランスをとりながら働いています。
なお、指令や情報は、自律神経のほうが体性神経よりもゆっくり伝わります。
しかし20世紀後半からのストレス社会(環境的・社会的・経済的・精神的・テクノストレス、スマホ症候群)では24時間内で交感神経が優位になりすぎ副腎からストレスホルモンでコルチゾール(副腎皮質ホルモンである糖質コルチコイドの一種)の分泌とノルアドレナリン(戦う神経)が活動的になり戦闘モードになりやすくスイッチ(シャットダウン)オフが中々出来ない状況となります。
初期症状は神経過敏(感情過敏)、痛覚過敏、光過敏、音過敏のほか、
多動、スケジュールを過密に入れる。過食傾向、声が大きくなる。
おしゃべりが止まらない、早口になるなど…就寝時、入眠時に睡眠障害、中途覚醒しやすくなります。
そして、この状態が長期化することで警告反応期となります。
すなわち、免疫反応過剰によるアレルギー症状(アレルギー性鼻炎、成人型アトピー性皮膚炎など)、多発性関節炎、筋痛、歯肉炎などが春先と秋口に増悪し、いずれ将来的にはリウマチ膠原病グループや神経変性疾患のリスクが高くなる傾向(遺伝子のスイッチがONになる)にあることが、岩崎アンチエイジングメソッド(東京・立川市)臨床研究上のケースレポートから判明しています。
さらに、抵抗期から疲弊期となると、今度は副腎疲労から免疫反応不良となり感染症や自律神経関連の不定愁訴が多彩となり、一部に副鼻腔炎による鼻汁、鼻閉感、後鼻漏、鼻アレルギーや上咽頭炎、便秘、一過性の腹痛、過敏性腸症候群、大腸憩室炎、潰瘍性大腸炎が長引くことによりメンタル不調に陥いり、うつ症状や不安神経症、気分変調症になるタイプが潜在的に、かなりの確率で発症することが独自の臨床データで示唆されました。
日本国内には推定うつ病患者が100万人と言われていますが、これらは狭義のうつ病と区別する必要があり、うつ病イコール脳高次機能による影響、遺伝的な要素、性格気質などだけでなく、自律神経による交感神経が著しく関与し、頸性神経筋症候群
(頸筋症候群・スマホ首)や筋筋膜性疼痛症候群が主訴となって腸内環境の変化、蠕動運動低下、
下鼻甲介の粘膜における微小循環障害による鼻炎、鼻閉、鼻汁が続発、影響しているのではないかと分析致しました。
よって、メンタルクリニックや精神科を受診する前に、鑑別診断としてストレス起因による自律神経症状(交感神経亢進)からの反応性うつを疑って見ることが重要であると考察いたします。
なぜなら、日本の精神科医が抗不安薬を処方している件数は推定1億2000万件と言われ
日本より精神科医療の多い米国、フランス、ドイツの6倍以上の抗不安薬の大量処方、大量服用しているのが現状であり、これらを区別することにより大幅に薬物処方減薬、医療費の抑制が可能となるからです。
しかも東日本大震災以降、うつ病100万人になり、さらに不安神経症、パニック障害、PTSD(心的外傷後ストレス障害)も増加傾向にあり、すべて広義のうつ病のカテゴリーに誘導され、心療内科を優先順位筆頭に受診させる風潮は、かなり危険であると言えます。
まずは、自律神経系による反応性うつ(機能的疾患および不定愁訴が改善されることにより、うつ症状も消失する。)へのアプローチを自律神経研究に着手して25年の実績がある当院で試す価値があると確信いたします。
■ 女性のライフスタイル変化に伴うホルモンステージと痛みの関連、婦人病について
様々な環境ストレスなどにより自律神経が乱れ、女性ホルモン変動から生理痛、生理不順、無月経となり、多彩な不定愁訴がアラフォー世代に発症するプレ更年期 さらには晩婚化に少子化傾向など出産回数減少も要因とされている子宮内膜症が急増しています!
昔に比べ女性の人生は長くなりライフスタイルが大きく変化、とくに戦後、日本女性の寿命が世界第一位となるなど長寿大国となりました。
また高学歴になり職業をもつようにもなりました。
しかしその反面、出産回数が激減して妊娠や授乳の期間が減ったことで、月経回数が増えたということになります。
このライフスタイルの変化により、昔は一生涯で50回程度しかなかったといわれる月経が500回に増え、平均寿命から言って約35年もの長い閉経後の人生もたらせるようになったということです。
いわゆる、女性ホルモンが関係する健康トラブルも増え、ホルモンステージによってさまざまな痛みが出るというわけです。
たとえば、月経回数が多いことで、子宮内膜症や子宮筋腫のリスクが増えます。
これらは痛みが伴うことが多く、月経のたびに子宮内膜が剥がれ、筋肉が収縮して押し出されることから痛みが起こります。
また、子宮筋腫などで子宮を摘出したあと、自律神経失調症からプレ更年期が起こり一部に頭痛、めまい、肩こり、疲労倦怠感、
不眠、寝汗、朝の寝起きが悪い、手足の冷え、口内炎、頻尿、食欲不振、便秘など多彩な全身症状が出ます。
子宮筋腫の手術後、体調が次第に悪くなり、やがて重症になってしまう方もいます。こうした手術後のちょっとした身体症状の不快、不安、心配が交感神経の緊張を強めて、末梢の血行障害を促進し、益々いろいろな症状が現れることにより、さらに不安感が大きくなり交感神経の緊張を強めると言った悪循環となります。
その他、月経前症候群により腰痛、腹痛、頭痛、乳房痛などの痛みを抱える女性も多く、更年期に入ってからは女性ホルモンのバランスが乱れ、更年期障害として、さまざまな自律神経系の不定愁訴が現れます。
さらに女性ホルモンが低下すると、骨粗しょう症や変形性膝関節症なども増えてくるのです。
つまり男性にはない健康リスクを女性はもっていることを、男性側はもっと理解したいものです。
岩崎アンチエイジングメソッド東京立川院では、婦人病や不妊症などで悩んでいるアラフォー世代の女性に、中院というツボにパルス発光する近赤外線キセノン光照射とレーザー星状神経節近傍照射を併用します。
脳下垂体やその他、不妊治療に関与するホルモンの分泌器官や生殖器をつかさどる中枢神経への影響を期待、
レーザーの可視赤色光や赤外線光がミトコンドリアや細胞膜を活性化させ、細胞分裂や分化へ繋がる可能性など関係学会で発表されました。
まずはこのような自律神経が関与している多彩な不定愁訴、更年期障害には自律神経機能を改善させるレーザー星状神経節ブロック(レーザー活性化治療による星状神経節近傍照射)を試すべきと考えます。
■レーザーによるブロック様効果判定基準
自覚所見
顔面や両手が温かくなりポカポカしてくる。または膨張感を感じる。
発汗が一時的に治まる。
からだの心地よいふらつきやふあふあ感がある。
他覚所見
顔面紅潮、まれに眼瞼結膜下充血
皮膚温度計(精度±0.5℃)による治療後 5分経過後測定 皮膚温約3~5℃上昇
■ 院長 岩﨑治之プロフィール
元トータルビューティ・ラボ 久保田潤一郎クリニック(豊島区)で約2年間アンチエイジング研修及び カイロプラクティック外来トライアル開設。接骨師として開業歴32年。現在、東京立川市でいわさき整骨院 院長、新宿アイランドタワー20F/モバフ新宿アイランド 「岩崎アンチエイジングメソッド西新宿出張所」を開設している。
ペインクリニック学会、レーザー治療学会、レーザースポーツ医科学 学会 正会員
自律神経機能を改善させるレーザー星状神経節ブロック(レーザー活性化治療による星状神経節近傍照射)については約3500症例に及ぶ臨床研究
ペインクリニックとは?レーザーによる星状神経節ブロック様効果とは?
■ペインクリニックとは
「ペイン」とは「痛み」という意味で、ペインクリニックとは「痛みの診断治療を専門に行う診療科」のことです。
ペインクリニックでは麻酔科の医師を中心に整形外科医・一部の鍼灸師・柔道整復師(接骨師)によって組織体系化した学会「日本ペインクリニック学会」があり全国で約4821名(2020年5月31 日現在)の会員で構成されています。
通常、麻酔科の主たる業務は手術の際の呼吸・循環・蘇生を管理する医師ですが、大学病院や公立病院・民間病院などに麻酔科外来(ペインクリニック外来)があり、またペインクリニックのみを専門とした医療機関やクリニックもあります。
ペインクリニックは急性・慢性・難治性疼痛の患者さまや他科からの紹介により、星状神経節ブロック、硬膜外ブロックなど神経ブロックという治療を中心に麻薬性鎮痛薬などの薬物療法さらに非侵襲性の経皮的手術なども行い、疼痛を一時的また長期間に亘りコントロールすることが可能な医療分野として注目されています。
また補助的手段としてはレーザー治療による光線療法や鍼治療なども併用して生活の質(QOL)を重視する全人的医療をめざしています。
なお、神経ブロックとはおもに局所麻酔薬や神経破壊薬を使用して痛みを伝えている神経伝導路を遮断することで血流が改善、人間が本来持っている自然治癒力を助ける目的で日々開発・改良されているブロック針を用いた手技です。ですから一時的な痛み止めの注射と区別する必要があります。
しかし神経ブロックは抗凝固剤・抗血小板療法を行なっている患者さまには出血傾向の関係で行なうことができない場合もあります。
またその他の薬物アレルギーの患者さまも同様です。また、ブロック注射に対する恐怖心や決断できない方、頻回にブロック注射を行なうケースは部位の瘢痕化の問題や小児などの患者さまの場合は、治療の際にご協力も必要不可欠となります。
レーザー治療はブロック注射ほど即効性は期待できませんが、補助的に行なうことでブロック注射の回数や薬物療法の減量などが期待でき慢性痛などには適している治療法といえます。
なかでもレーザーによる星状神経節照射は安全に行なえる治療法として麻酔科に限らず他科においても普及している現状です。しかし巷ではスーパーライザーによる光線療法をレーザー光(単波長)と勘違いしている方がおりますが、厳密には近赤外線(複合波長)による光線療法です。
なお、ペインクリニックの適応症は椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症などの筋・骨格性疼痛疾患や三叉神経痛等の顔面痛・頭痛・帯状疱疹および帯状疱疹後神経痛、がん性疼痛管理、RSDやカウザルギー等の難治性疼痛などの「痛み」を中心に顔面神経麻痺・痙攣また花粉症、アレルギー性鼻炎などのアレルギー疾患、自律神経失調症・更年期障害なども扱います。
■痛みに用いるレーザー治療について
ペインクリニック領域のレーザーとは、内科的レーザーという表現がふさわしく低反応レベルで光作用によるものが主体となります。弱いレーザー光の力を利用して細胞レベルでの新陳代謝の活性化、組織・臓器レベルでの血行改善や新生血管の増殖、神経レベルでの鎮痛、除痛効果、消炎効果などが期待できる治療法です。(大城の定義)
■主なレーザーの作用(反応)
1 血行の改善 2 リンパの流れの改善 3 神経の活性化 4 筋肉の緊張を取る 5 瘢痕の軟化 6 発痛物質の除去 7 免疫力の増進 8 ホルモンなどの機能を高める
■適応症
筋筋膜性疼痛症候群、肩こり、腰痛、各種神経痛、関節痛、スポーツ外傷、術後疼痛、緊張性頭痛、片頭痛、腱鞘炎、肩関節周囲炎・冷え、生理痛、便秘、花粉症等のアレルギー性鼻炎、成人型アトピー性皮膚炎など、自律神経失調症、更年期障害、顔面神経麻痺、帯状疱疹および帯状疱疹後神経痛、骨折の癒合促進など
レーザー星状神経節ブロックの適用は、頭痛・首こり・肩こり・めまい・耳鳴り・ふらつき・冷え・便秘・生理痛など自律神経失調症タイプ、さらにホットフラッシュ・動悸・息切れ・倦怠感・生理不順・皮膚掻痒感などの更年期症状タイプがあります。
なお、このような不定愁訴が多彩な場合は低反応レベルレーザーによる星状神経節近傍照射が効果を発揮いたします。
通常の麻酔薬によるブロック注射よりは効果は半減いたしますが、低反応レベルレーザーは安全でブロック注射に恐怖心がある場合や出血傾向となる抗血小板療法や抗凝固剤を行なっている方にはお勧めです。
また星状神経節は気管や重要な神経や血管が集まる疎な結合組織であるために高度な技術を要します。
通常ブロック注射は麻酔科・ペインクリニックで行ないますがレーザーや近赤外線(スーパーライザー)は他科でも行なえます。
ただし星状神経節ブロック様の効果(類似効果)を確実に発現させるには機能解剖学を理解しブロック注射と同様にレーザー医科学の知識に技術また、レーザー感受性の有無を判断できる経験値などが必要です。
※他院との大きな違いについて 当院のレーザー機器は4種類ありますが、そのうち3種類を用いてレーザー星状神経節ブロック療法を行ないます。
■レーザーによるブロック様効果判定基準
自覚所見
顔面や両手が温かくなりポカポカしてくる。または膨張感を感じる。
発汗が一時的に治まる。
からだの心地よいふらつきやふあふあ感がある。
他覚所見
顔面紅潮、まれに眼瞼結膜下充血
皮膚温度計(精度±0.5℃)による治療後 5分経過後測定 皮膚温約3~5℃上昇
■ 院長 岩﨑治之プロフィール
ペインクリニック学会、レーザー治療学会正会員
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