コロナ後遺症の早期回復には交感神経の過緊張を確実に緩めること。
- 2024年10月17日
- 岩崎アンチエイジングメソッド
- コロナ後遺症,自律神経
新型コロナ感染者のうち23%が後遺症の疑いがあるとの報告が2024年8月にメディアで報道された。
すなわち国内で推定500万人が感染後から2か月以上に亘り、倦怠感、慢性疲労感、嗅覚味覚障害、咳、喉の痛み、喉の違和感、動悸、息苦しさ、食欲不振ほか、ブレインフォグ、頭痛、睡眠障害、胃腸障害、体の痛みなど多彩な症状を主訴として医療機関、専門外来などに受診している。
なお、一部の医療機関では問診時「コロナ後遺症」に対し診察の拒否や否定的な意見を患者に直接告げることもあり、メンタルクリニック受診を勧める場合もあると言う。
4年前の2020年にいち早くコロナ後遺症外来を開設した渋谷ヒラハタクリニック(平畑光一院長)は深夜のオンライン診療で話題となり、さらにメディア取材多数で有名となった。一時期は新患が殺到、現在まで約7000人の診療実績との報告が自身のSNSで紹介されている。また、海外の論文から資料作成、データ重視、安価な医療(自由診療は推奨していない。)として保険内では漢方、薬物療法、EAT (Bスポット療法、上咽頭擦過療法)を推奨し、専門外では鍼治療、物療(電気刺激療法/立体動態波、超音波療法)採用、提携鍼灸師とのセルフケア(呼吸リハ、プチリラク、経絡セルフケアなど開発)積極的にSNSを中心にYoutubeチャンネル等で啓蒙活動している。
そして、コロナ後遺症でのPEM(労作後倦怠感)やクラッシュ(数日間寝込んでしまう。病状が急激に悪化する。)を回避するペーシング基準としてPS0からPS9など目安、運動時間、休憩時間、繰り返し回数を10段階で指標、指導しているが、発症から12週簡以上または以降で症状が持続、PS6以上(準寝たきり以上)、最初の問診から2か月以上経過後に再診(問診)があった患者を条件に2020/11/21~2024/7/11の期間の合致する患者データ(ヒラハタクリニック公式ホームページ、SNSから一部引用)から1097名中、最新のPS値が半分909名、改善率82.9%と公開されている。
しかし、上記推奨した治療法(EAT)などの追跡調査ほか、薬物療法、漢方、鍼治療など治療方法(単独治療、併用治療、ランダム治療)において、対象となる主訴や不定愁訴の治療成績、有効率(著効+有効)、効果持続性(24時間以上)、痛みの評価、運動制限における施術前後の生理的可動域検査をはじめ、再診率、受診(通院)離脱率などは、公表されていない。
岩﨑アンチエイジングメソッドは約25年に亘り自律神経研究と交感神経過緊張による不定愁訴、筋骨格性疼痛疾患など4800症例、来院数17万人以上、レーザーSGB(星状神経節近傍照射) 約3500症例以上
日本ペインクリニック学会、日本レーザー治療学会に所属、関連書籍、低反応レベルレーザー(LLLT)DVD教材、論文発表多数、接骨師として開業歴36年目となる。
なお、コロナ後遺症関連の症例は2022年11月から2024年9月迄、新患、既存患者を含めPS6未満117症例経験した結果、約87%に交感神経過緊張の疑いがあり、主な所見として左側の後頭骨変位を伴う首こり(頸筋症候群を含む)、左側の副腎経絡上の筋緊張があり、一部に筋筋膜性疼痛症候群の病態とほぼ一致した所見が認められた。
さらに治療後の客観的評価としては自律神経機能計測(赤外線非接触式皮膚温度計)を用いて、直近3か月平均値をグラフ化、毎回来院時、治療前後の手背皮膚温、顔面皮膚温測定を行いレーザーSGB(星状神経節近傍照射)の効果判定として治療後に3℃以上の皮膚温上昇は有効とした。
その他、他覚所見としてホルネル症候群(顔面紅潮、眼瞼結膜下充血)や自覚所見として顔面温感・顔面膨張感・上肢温感の有無を聴取した。
また初回問診時に自律神経機能における自覚所見の有無、90項目を聴取した。主訴は首こり、倦怠感、慢性疲労感、嗅覚味覚障害、咳、痰、頭痛、喉の痛み、喉の不調、後鼻漏、睡眠障害(中途覚醒)、体の痛み、神経過敏、腰痛、胃腸障害、息苦しさ、ブレインフォグなど多岐に亘り、主に首こり、神経過敏、中途覚醒、喉の痛み、咳、痰、倦怠感、慢性疲労感、息苦しさは、ほぼ全例に認められた。
当院における上記、治療成績としてPS6未満117症例で5回以上通院した再診率78%であり、初検時から90日以内でPS値半分まで軽減した症例83%、PS1~PS0まで回復した症例は35%であった。
考察として、渋谷ヒラハタクリニックの上記、条件に該当するPS6以上(準寝たきり以上)約4年間での期間内に、PS値が半分となった症例の改善率82.9%との最新報告に対し、当院のデータは比較対照にはならないが、かなりの割合でヒラハタクリニックの属性母集団にも交感神経過緊張による首こり、後鼻漏、神経過敏(感情過敏・痛覚過敏)、左側腰背部周辺の傍脊柱筋群筋に筋緊張、トリガーポイントを主訴とする症例が含まれていたのではないかと推測。
その場合、PEM、クラッシュを回避するためのペーシング基準はケースバイケースであり、交感神経過緊張を確実に緩める手技(上部頸椎カイロプラクティック)、局麻による星状神経節ブロック、レーザーSGB(星状神経節近傍照射)を併用することで好転反応として即時に副交感神経が優位になる。またピエゾ電圧を応用した共鳴振動刺激装置などを脊椎にアプローチした場合には脳報酬系ホルモン分泌促進により一時的に陶酔感、浮遊感ほか、欠伸、眠気、多尿、下痢症状などが現れる場合があるが、とくにPS6未満の改善率は飛躍的にアップし早期社会復帰、QOL(生活の質)向上に繋がる可能性が高い。
最後に2023年10月16日付け学術誌「Cell」に発表された研究として、腸にわずかに残っているウイルスが慢性的な炎症を引き起こし、セロトニンの分泌を抑制しているとの見解。
セロトニンは腸と脳にあるニューロン(神経細胞)間の情報伝達に必要な神経伝達物質であり、セロトニンが減少して腸から脳への情報伝達が上手くいかなくなり、脳に霧がかかったような状態の「ブレインフォグ」や記憶障害といった長期的な神経症状を引き起こすのではないかとしている。セロトニンは脳でも作られるが、約95%は腸で作られ迷走神経を介して脳に影響を与えることは可能であることから、第ニの脳と言われる腸=腸内環境を整える頸部交感神経(星状神経節近傍)、腰部交感神経節近傍にアプローチ、そのほか副交感神経が関与する仙腸関節、大腸経絡上にアプローチ、確実に交感神経が緩み血流改善、免疫機能(免疫細胞)に作用、自律神経は安定する。よって、星状神経節にはレーザーSGB、腰部交感神経節にはキセノン光が副作用がないため、併用することで、すなわち脳腸相関、相乗効果としてブレインフォグの早期回復に期待できると確信する。
あと自律神経からの観点から、コロナ後遺症やワクチン接種後症候群の共通点として感染前後、または接種前後に、様々なストレスにより交感神経の過緊張状態が長期化、免疫機能システムに異常、または免疫過剰反応の状態から副腎疲労となり、免疫機能低下のいずれかのタイミングで接種後の長期副反応やワクチン後遺症、コロナ感染後に後遺症になりうるリスクがあるのではないかと推測する。いずれにせよ、地方であれば17:00以降、大都市圏、関東圏、首都圏に在住している場合は22:00以降は副交感神経を優位にするため、普段からの生活習慣として呼吸を意識する、お風呂でリラックスする、1年を通し身体を冷やさない温活など生活スタイルに切り替えることが自律神経をコントロールする上で重要であると断言する。
コロナ後遺症による慢性上咽頭炎が治らない、さらにブレインフォグ、睡眠障害をはじめ頭痛、倦怠感、関節痛ほか、上記不定愁訴が改善しない場合、さらには、Bスポット療法(イート:EAT)で効果が得られないケース、この治療法が苦手な方、PEM(労作後倦怠感)、PS6未満の方でペーシング基準に疑問がある方は是非、岩崎アンチエイジングメソッド(東京立川院)にお気軽にお問合せください。
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立川市社会福祉協議会 後援 / たましんRISURUホール「健康セミナー」
- 2023年10月02日
- 岩崎アンチエイジングメソッド
- 自律神経
接骨師として開業歴34年、来院数17万人、4800症例の経験から未病を防ぐ10項目を、東洋哲学を通じて令和5年10月31日火曜日10:00~11:30※受付9:30~
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立川市社会福祉協議会 後援
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お申込み:FAX/TEL 042-529-5123 先着30名
講師 岩﨑 治之(岩﨑アンチエイジングメソッド)
岩﨑アンチエイジング・カイロプラクティックオフイス / いわさき痛みの整骨院 院長
関係所属団体
日本ペインクリニック学会 正会員
日本レーザー治療学会 正会員
令和4年4月
株式会社ボイスマネジメントエージェンシーに所属(コンディショニング カイロプラクティックドクター就任)
大手芸能事務所、大手レーベル所属アーティスト、タレント、アイドルグループに急増している突発性難聴ほか、メニエール症候群、パニック障害の臨床研究、再発予防などのコンディショニングケア、メンタルヘルスサポート推進
自律神経美容術(フェイステクニック)先行予約開始のお知らせ!
- 2022年02月10日
- 岩崎アンチエイジングメソッド
- アンチエイジング
自律神経失調症は整体、鍼治療よりも星状神経節ブロックが奏効する!
- 2021年10月29日
- 岩崎アンチエイジングメソッド
- 体調不良,更年期障害,自律神経
自律神経とは意思に関係なく、呼吸・循環・代謝・生殖など内臓機能を自動的に神経支配、作動させ、自律神経の中枢である視床下部(間脳)による免疫監視機能により恒常性維持機能が保たれているオートマチックな神経です。
また、交感神経(アクセル)と副交感神経(ブレーキ)の役割がありシーソーのようにバランスをとりながら働いています。
なお、指令や情報は、自律神経のほうが体性神経よりもゆっくり伝わります。
すなわち、すべての内臓、全身の血管や分泌腺を支配しています。 知覚・運動神経と違って、私たちの意思とは関係なく独立して働いているので、内臓や血管を私たちの意思で自由に動かす事は出来ません。
例えば暑いときに汗をかいて体温の上昇を抑える、運動時に心臓の鼓動を早くして筋肉に大量の血液を送る、食後に胃腸
の働きを活発にする、ホルモンの分泌をコントロールするなど、さまざまな重要な役割を司っています。
自律神経のバランスが乱れると、安静にしているのに心臓の鼓動が激しくなる、胃腸の具合がよくない、
突然からだがほてるといった、多くの不快な症状が引き起こされます。
症状はその人の弱い部分に現れやすく、体質的におなかが弱い人には腹痛や下痢など、肩がこりやすい人にはがんこな肩こり、最近ではスマホなど端末機器の普及から首こりが起きます。
いくつもの症状がかわるがわる現れたり、同時に重なることもあります。
岩崎アンチエイジングメソッドでは以前、自律神経研究の第一人者の小林弘幸 順天堂大学医学部教授 傘下グループ企業、関連クリニックとの自律神経機能計測を目的とした共同研究、トップアスリート、芸能関係者のパフォーマンス向上、コンディショニングサポートを推進するための事業、臨床研究および業務提携を数年間行い、学んだことは、身体がもっとも良い状態で機能するのは、実は交感神経も副交感神経も両方高いレベルで活動している状態のときであると言う結論に至りました。
つまり交感神経と副交感神経のバランスが極端に高かったり、低かったりが長期的に続くと、逆に身体のあちこちに不調が現れ、病気になりやすい状況となります。
上部頸椎カイロプラクティックを専門としているある治療院では、自律神経失調症の根本原因である上部頸椎(首)を調整することで、神経伝達が正常になり、再び脳幹の働きが活性化されることで、交感神経と副交感神経の働きが安定し、心身ともに改善へと向かうことになるという説明をしていますが、あくまでも一時的な改善であり、自律神経は性格気質や生得的な要素も絡み、長期的なストレスも関与しているため上部頸椎のみのアプローチだけでは根本解決には繋がらないケースがほとんどです。
またある鍼治療に特化した治療院では、自律神経失調症に対しトリガーポイント療法として頸部半棘筋・胸部多裂筋を中心にトリガーポイントに治療したという症例、治療結果3回の治療で完治したとありますが、自律神経失調症は過去の不快な情動体験(怒り・葛藤・心配・不安・恐怖)が潜在意識に刷り込まれ、直近のストレスと連動しやすく、短期間で完治することはありえません。
また自律神経失調症の大半は、内臓反射区という内臓領域の関連痛として投射される体表面の部位にトリガーポイント(関連痛)が認められます。
通常、専門医がいる医療機関では筋筋膜性疼痛症候群という標準病名で主にペインクリニック外来でトリガーポイント注射が頻用されています。
なお、岩崎アンチエイジングメソッドが着目した漢方医学で脳戸および頭頸部周辺の諸筋群にもトリガーポイントが認められ、自律神経機能計測指標として米国製ダーモサーモDT-25/ 赤外線非接触式皮膚温度計を用いて15秒間、上部胸椎(T3)~後頭骨(OCC)外後頭隆起上までの脊椎上および傍脊柱筋群周辺の皮膚表面温度測定による平均値に対し、±3~5℃の温度幅が生じやすい傾向にあります。
内臓反射区TPエリアまたは傍脊柱筋(脊柱起立筋群)走行上のアジャスト前後の変化 赤色マーカー(アジャスト前) 黒色マーカー(アジャスト後)
さらには副腎という身体にとって必須である様々なホルモンを分泌する臓器が関係しており、この副腎から分泌されるホルモンは血圧、血糖、水分・塩分量などの体内環境を一定に保つために必要なホルモン群が自律神経と大きく関わっており、副腎エリアの経絡上にある異常な筋緊張および神経過敏を取り除くアプローチが最終的な解決であると断言いたします。
そのアプローチ法とは、岩崎アンチエイジングメソッドが自律神経とホルモンの相関性について25年間に亘る臨床研究、関連学会で発表など、4800症例以上に及ぶケースレポートから星状神経節ブロックの代用として、レーザー活性化治療(レーザー星状神経節近傍照射)のほか、上部頸椎ストレス解放テクニックいう独自の最新アプローチ法で平成21年に開発致しました。
なお、現在(令和元年)までに波動調整に用いる矯正器具を選定、テクニック改良にも努めてまいりました。
但し、昨今では社会毒(化学物質、電磁波、農薬、環境ホルモンなど)が蔓延、副腎エリアの経絡上にある異常な筋緊張および神経過敏(感情過敏)に対し、α波による共鳴振動または圧力250N(ニュートン)では筋緊張は弛緩しないため、ドーパミンやベータ―エンドルフィンなど脳報酬系ホルモン分泌を促す目的として、手技で上部頸椎ターグルリコイルテクニック改良した量子波動調整法を行い、副交感神経を優位に至った所見で、施術直後から陶酔感・浮遊感・高揚感など数千件のケースレポート、自律神経機能計測結果を含む調整後の脊椎上傍脊柱筋群の変化で判明いたしました。
※補足説明、仮説
岩崎アンチエイジングメソッドの臨床研究上での分析では、波動医学の観点で第6チャクラのエリアである左側脳戸や第3~第4チャクラの副腎エリアである左T9~T12の傍脊柱筋群にトリガーポイントを認め、さらに筋緊張、圧痛を伴う場合は交感神経過緊張による神経過敏(感情過敏)が認められる。
最後に、自律神経失調症に特化した整体や鍼治療も一時的な効果はあると思いますが、自律神経臨床研究25年間に亘る岩崎アンチエイジングメソッドの経験値とケースレポートから、長期的に自律神経を安定させるには過去の不快な情動体験が直近のストレスと連動することを理解した上での施術とコーチング(学び・氣づき)が必要であり、まずは交感神経に作用し脳血流および視床下部の治癒系機能改善させる星状神経節近傍照射を試すことが、自律神経失調症の根本的な解決の第一歩に繋がると確信いたします。
レーザーによるブロック様効果判定基準
自覚所見
顔面や両手が温かくなりポカポカしてくる。または膨張感を感じる。
発汗が一時的に治まる。
からだの心地よいふらつきやふあふあ感がある。
他覚所見
顔面紅潮、まれに眼瞼結膜下充血
皮膚温度計(精度±0.5℃)による治療後 5分経過後測定 皮膚温約3~5℃上昇
■ 院長 岩﨑治之プロフィール
元トータルビューティ・ラボ 久保田潤一郎クリニック(豊島区)で約2年間アンチエイジング研修及び カイロプラクティック外来トライアル開設。接骨師として開業歴32年。現在、東京立川市でいわさき整骨院 院長、新宿アイランドタワー20F/モバフ新宿アイランド 「岩崎アンチエイジングメソッド西新宿出張所」を開設している。
ペインクリニック学会、レーザー治療学会、レーザースポーツ医科学 学会 正会員
自律神経機能を改善させるレーザー星状神経節ブロック(レーザー活性化治療による星状神経節近傍照射)については約3500症例に及ぶ臨床研究
慢性的な頭痛は整体治療よりも自律神経を整えるトリガーポイント治療が奏効する
- 2021年10月25日
- 岩崎アンチエイジングメソッド
- 自律神経,頭痛
慢性頭痛は「緊張型頭痛」「片頭痛」「群発頭痛」の主に3つに分けられ、日本人の3人に1人が慢性頭痛に悩んでいると言われています。
慢性頭痛の中で最も多いといわれる緊張型頭痛は10~50歳代の女性に多く見られ、主に精神的・身体的ストレスにより発生することから「ストレス頭痛」とも呼ばれています。
片頭痛も女性に多く見られ、機序の解明はされていませんが、女性ホルモンとの関与も示唆されるケースもあります。
また頭痛の前に首や肩のこりを感じることが多く、肩こりは前兆、片頭痛の誘因でもあり、群発頭痛は青年~中年男性に多く見られ、飲酒がその誘因となり得ることがわかっています。
つぎに慢性頭痛の性質別には、「頭を締めつけられるような痛み」であれば緊張型頭痛、
「ズキズキとする拍動性の痛み」は片頭痛で、「眼球をえぐられるような」痛みは群発頭痛が特徴的な症状となります。
一般的に、頭痛は慢性の機能性頭痛と突然起こる症候性頭痛に大きく分けられます。
機能性頭痛(一次性頭痛、非器質性頭痛とも呼ぶ)とは、頭痛以外には他の症状を伴わない(めまいや吐き気といった症状を伴うこともある。)もので、すべての頭痛の90%以上を占めると言われています。
この機能性頭痛には緊張型頭痛、片頭痛、群発頭痛、などが含まれますが、これらはいずれも脳自体の障害に起因するものではなく、生命に危険をおよぼすことはほとんどないのですが、かなり強い頭痛が繰り返して起こるために日常生活に支障を来します。
一方、症候性頭痛(二次性頭痛、器質性頭痛)とは、脳の障害などによって頭痛を生じる。したがって、頭痛はその症状のひとつであって、その他にも意識障害、麻痺、発熱などの症状を伴い、くも膜下出血、慢性硬性下血腫、脳硬塞などが含まれますが、この場合の前兆症状の役目を果たしていることから、即座に専門医療機関を受診すべきです。
さて、自律神経研究で約25年の実績がある岩崎アンチエイジングメソッド(東京・立川市)のケースレポートでは、当院へ来院した原因不明の慢性頭痛を主訴とした片頭痛や緊張性頭痛または片頭痛と緊張性頭痛の混合型の40%が、過去に交通災害による後方からの追突事故を被害者側として経験し、受傷当時に民間医療機関をはじめ整形外科で外傷性頸部症候群と診断され、鎮痛剤、筋弛緩剤など薬物療法を処方のほか、整骨院、接骨院などで頸椎捻挫(むち打ち症)として転院や整形外科との併診で後療法を受けていたという受診履歴を初診時に聴取しました。
また、交通事故治療示談後の数年後に、視力障害または視力低下のほか、聴力低下、不眠症、慢性頭痛が続発、発症していることが問診時で判明したことで、当時レントゲン上で骨に異常所見が認めない頸椎捻挫(むち打ち損傷)として通院した方々の一部に、交通事故を誘因として、自律神経で交感神経過緊張状態が長期化した場合においては筋筋膜性疼痛症候群、頸筋症候群が続発症として疑われ、バレリュー症候群を除く機能性頭痛などの不定愁訴が慢性化している母集団が存在しているのではないかと推測いたしました。
なお、このような自律神経が関与している筋筋膜性疼痛症候群にはトリガーポイント(関連痛)が漢方医学で脳戸および頭頸部周辺の諸筋群に認められ、自律神経機能計測指標として米国製ダーモサーモDT-25/ 赤外線非接触式皮膚温度計を用いて15秒間、上部胸椎(T3)~後頭骨(OCC)外後頭隆起上までの脊椎上および傍脊柱筋群周辺の皮膚表面温度測定による平均値に対し、±3~5℃の温度幅が生じやすい傾向にあります。
つぎに慢性的な頭痛患者では長期ストレスが起因し、自律神経が関与、なかでも緊張性頭痛は整体、カイロプラクティックなどの手技による脊椎矯正や整骨院で行う電気刺激療法など体幹上=「面」での治療よりもペインクリニックでの神経ブロックという「点」でのトリガーポイント注射、後頭神経ブロックほか、交感神経に作用し脳血流および視床下部の治癒系機能改善させる星状神経ブロックなど3つの治療法、または東洋医学でいう「天柱」「肩外兪」「膏盲」などの経穴(ツボ)でのアプローチが奏効します。
岩崎アンチエイジングメソッドでも「点」の施術で神経ブロック、鍼治療よりも安全で、出血や感染などのリスクがないレーザー機器(LLLT:低反応レベルレーザー治療)に約25年前に着目し星状神経節近傍照射3500症例以上の臨床研究を行いました。
※参照
レーザーによるブロック様効果判定基準
自覚所見
顔面や両手が温かくなりポカポカしてくる。または膨張感を感じる。
発汗が一時的に治まる。
他覚所見
顔面紅潮、まれに眼瞼結膜下充血
皮膚温度計(精度±0.5℃)による治療後 5分経過後測定 皮膚温約3~5℃上昇
その結果、首こりや肩こりが主な原因である緊張性頭痛は精神的ストレスによる血行障害も深く関わっているため交感神経が緊張し、血液の流れが悪くなり、筋肉が収縮して痛みが生じるため星状神経節近傍照射を行うことによってペインクリニックでの注射によるブロック類似効果として交感神経の緊張がなくなり、血行障害が解消されることがケースレポートから判明、関連学会等でも症例報告、論文発表いたしました。
さらには当院では片頭痛や緊張性頭痛など慢性的な頭痛や頑固なコリや痛み(トリガーポイント:筋筋膜性疼痛症候群)を根本的に改善することを目的とした施術で上部頸椎ストレス解放テクニック(量子波動調整法)という独自の最新アプローチ法を平成21年に開発、現在(令和元年)までに波動調整に用いる矯正器具を選定、テクニック改良に努めてまいりました。
作用機序(仮説)として
神経伝達物質のひとつである内在性オピオイド、モルヒネ様物質「脳報酬系ホルモン」の分泌促進が期待できます。
① 治療直後から、脳内から快楽ホルモンであるドーパミン、ベータエンドルフィンなど分泌促進が臨床上示唆され、自覚所見として
陶酔感・多幸感・高揚感が実感でき、日常の不快なストレスでイライラや神経過敏などが改善、感情のコントロールが上手になります。
② 体感として治療後30分以内で視界が明るくなり、あくびが発現、呼吸が楽になり、身体が温かくなり、心地よい眠気が現れます。
③ 治療後2~3日から末梢神経系で脳脊髄神経、自律神経の神経伝達活性化により、運動神経機能向上、デスクワーク効率化、学習能力向上など生活上でのクオリティーやパフォーマンスも向上いたします。
最後まで読んで戴きありがとうございます。
もし鍼灸・整体などどこへ通っても根本的に慢性的な頭痛や首こり、肩こりが改善しない方は是非、一度お気軽にお問合せ下さい。
■ 院長 岩﨑治之プロフィール
元トータルビューティ・ラボ 久保田潤一郎クリニック(豊島区)で約2年間アンチエイジング研修及び カイロプラクティック外来トライアル開設。接骨師として開業歴32年。現在は東京立川市でいわさき整骨院 院長、新宿アイランドタワー20F/モバフ新宿アイランド 「岩崎アンチエイジングメソッド西新宿出張所」を開設している。
ペインクリニック学会、レーザー治療学会、レーザースポーツ医科学 学会 正会員
自律神経機能を改善させるレーザー星状神経節ブロック(レーザー活性化治療による星状神経節近傍照射)については約3500症例に及ぶ臨床研究
- 2022.11.21
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初回限定!「電話相談・オンラインカウンセリング」開設について
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