天気痛とは、痛みと自律神経が関連する!
- 2017年07月31日
- 岩崎アンチエイジングメソッド
- ストレス,天気痛
雨が降りそうになると古傷がうずく、梅雨時になると膝が痛む等々の症状を訴える方々がいます。
このような痛みを天気痛と呼びます。
天気痛の仕組みは2つあり、1つは天気の変化に敏感なこと(気圧変化)つまり台風などの大きな変化ではなく、日常の低気圧などに反応します。
もう一つの原因は慢性痛で片頭痛、リウマチ、手術後の痛み、肩、腰、膝の痛みなど慢性痛があると要注意と言われています。
そして、慢性痛が続くと1つは脳の変化、痛みやストレスを感じ続けることで偏桃体が過敏になったり、前頭、前野や海馬が委縮、この変化によって、本来なら痛みと感じないことを痛みと感じたり、大きな不安や恐怖にも体が反応してしまいます。
また、末梢神経では、痛みの神経と自律神経(交感神経)の間に連携(慢性痛が続くことで連携しあう)さらにストレスなどで交感神経が刺激され、全身に痛みを感じるようになります。
愛知医科大学 痛みセンター 佐藤純氏によれば、
天気と慢性痛が複雑に絡み合って、原因がよく分からなくなっているのが天気痛だと言う。
多くの人は、自分の痛みが天気の影響を受けているという認識はなく、様々な病院を受診しても異常は見つからない。
中には、痛みの原因が分からず、しつこい痛みからうつ状態に陥り、離職してしまうケースもあると言う。
天気に対して敏感な人が、天気というストレスの変化に交感神経が反応、それが末梢で痛み神経に伝えられ、全身の痛みやだるさとして認識される。
そして脳内ではわずかな変化でさえ、ひどい痛みとして認識されるようになっているため、ますます、ひどい痛みとして感じる。
このような天気痛はストレスに反応するため、気圧変化だけでなく、人間関係のストレス、温度、湿度の変化などの環境ストレスも痛みの原因となることがあり、痛みの原因が複雑に絡み合っている。
岩崎アンチエイジングメソッドではこのような、天気痛にはまず慢性痛の原因を問診、触診(経絡・トリガーポイント)から判断、脳戸(左上部頸椎周辺)のトリガーポイントにアプローチし痛みの悪循環を断つことに全力を注ぐ。
そして、近年注目されているレーザー星状神経節近傍照射を併用することでさらに「天気痛」が改善、自律神経も安定させQOL(生活の質)向上へと繋がる可能性が高いことから、積極的に臨床研究に用いている。
腰下肢痛を伴う筋筋膜性疼痛症候群
- 2017年07月26日
- 岩崎アンチエイジングメソッド
- 腰痛
当時55歳 男性(会社員)
(当院へ来院するまでの流れ)
当院来院1か月前ごろから原因不明による右腰下肢への放散痛、しびれが発症し、尾骨周辺にも鈍痛を訴える。
現病歴として4年前に体重増が誘因し糖尿病、睡眠時無呼吸症候群と診断された。
今回、地元の整形外科へ受診し単純エックス線検査では骨異常なしと診断、牽引療法と薬物療法中心の対症療法で数週間通院するが、経過お思わしくなく知人の紹介で当院へ来院となる。
(初回からの経過)
初回アプローチとしては骨盤・下肢分析において機能的右側短下肢が1インチと腰下肢痛の関連性を考慮し、他のテクニックを併用後に自律神経コントロールを目的に米国製コンピューターアジャスターシステムによる上部頸椎ストレス解放テクニック(第1回目)を行い、合計約300ショットの共鳴振動刺激を左脳戸および左上部頸椎周辺の関係諸筋群の筋緊張、筋硬結ならびにトリガーポイント(関連痛)にアプローチする。
そして第4回目(初回から約30日目)ぐらいから腰下肢痛の主観的評価として用いる痛みの評価法:PRS(Pain Relief Scale)において5/10「有効」となり疼痛軽減に成功する。
その後、順調に主症状の右腰下肢への放散痛、しびれなどの自覚所見が改善、生活の質(QOL)も向上、ゴルフが出来るまでに回復した。
初回から13回目(約120日目)においてPRSが2/10「著効」となり、症状固定で様子を見ることになった。
外傷性頸部症候群 と筋筋膜性疼痛症候群について
- 2017年07月24日
- 岩崎アンチエイジングメソッド
- 肩こり
当時50歳女性(派遣事務員)
(当院へ来院されるまでの流れ)
当院へ来院する約9か月前のスキー場からの帰り道、坂道にて対向車がスリップして正面衝突、翌日地元の整形外科を受診、レントゲン検査にて「むち打ち」による頸椎捻挫、胸骨骨折と診断され、受傷から6か月経過の同年9月あたりから頸部痛が増悪、その他頭痛、めまい、神経過敏(不眠または中途覚醒)など自律神経関与が疑われる症状が続発するも引き続き同整形外科へ通院加療、受傷時と同じ外用薬、鎮痛剤中心の処方で11月迄、経過観察となる。
対症療法のみでは限界を感じインターネット関連ワードにおいて、当院の次世代カイロプラクティックシステム(米国製コンピューターアジャスターシステム)に関心が沸き、また頸椎捻挫(むち打ち症)も適応症であるという情報を入手、11月初旬にご予約、初回の来院となる。
(初回からの経過)
初回から週1回のペースで痛みを軽減させる目的と自律神経における交感神経緊張状態から副交感神経を優位にさせる米国製コンピューターアジャスターシステムによる上部頸椎ストレス解放テクニックを開始、合計約300ショットの共鳴振動刺激を左脳戸および、左上部頸椎周辺の関係諸筋群の筋緊張と筋硬結ならびにトリガーポイント(関連痛)にアプローチしたところ、即時効果として頸部痛に伴う頸椎可動性が改善、自覚所見から高揚感および陶酔感などが認められる。
この現象により、脳報酬系ホルモンであるドーパミン分泌が示唆される。
そして初回から45日目(通院6回)の時点で頸椎可動性は正常となり、運動痛消失する。さらに左上部頸椎周辺の諸筋群は筋緊張軽減、ADL(日常生活動作)改善、QOL(生活の質)も向上する。
約180日目、上部頸椎ストレス解放テクニック合計15回目の施術後に、上部胸椎~後頭骨までの皮膚表面温度測定(血管運動の変化:自律神経機能パターン分析)の結果、初回時に測定5秒間で5.2℃の差が2℃までに改善、また初回時の2分の1に値する合計約150ショットで左上部頸椎および左脳戸周辺の関係諸筋群に認めるトリガーポイントがすべて消失する。現在も定期的に月1回、テクノストレス対策予防として通院加療している。
レーザー活性化治療はミトコンドリアを増やし「卵子を活性化」させる
- 2017年07月10日
- 岩崎アンチエイジングメソッド
- 不妊治療
最近の不妊治療の動向で、大阪市の不妊治療施設のグループが本人の卵巣組織から採取した「ミトコンドリア」を注入し、卵子を活性化する不妊治療を行い、女性4人が出産したという発表が話題になっています。 ただし、一方では安全性が確認された方法ではないため専門家からは疑問の声も上がっているとのこと。 なお、ミトコンドリアは細胞内の小器官で、エネルギーを作り出す働きがあり、そこに上記グループが着目し体外受精の際、精子と一緒にミトコンドリアを卵子に注入する治療を臨床研究として行ったとの経緯が伝えられました。 レーザー活性化治療はミトコンドリアを増やし「卵子を活性化」させる 当院ホームページ「不妊治療専門外来」開設参照
「生殖細胞である卵子は特殊な細胞で、体細胞と比較してミトコンドリアの数(量)が非常に多いと言われており、肝臓や心臓などの体細胞内のミトコンドリアの数(量)はおよそ300~500程度、生殖細胞の卵子は10万個ものミトコンドリアを備えています。 基本的に女性の卵子の状態が良く、精子にも特に問題がなければ、40歳前後であればLLLTで血流改善から生殖細胞を活性化させ、良い胚が複数個できる可能性があるので、ホルモン補充療法でなくLLLTで 卵巣刺激をして、できるだけ成熟卵を多く採取できる方法で体外受精にトライすることをすすめます。そして良い胚盤胞ができたら、凍結も可能で、着床の可能性は高いと考えます。」
- 2022.11.21
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慢性上咽頭炎を伴う新型コロナ後遺症外来開設へ
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初回限定!「電話相談・オンラインカウンセリング」開設について
- 2022.2.7
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自律神経美容術(フェイステクニック)のご案内